チャーの呟き
第一話
日本髪

新婚当時



緊縛裸女に魅せられて
 幼少の頃親父の書斎に忍び込み、目にした一冊の本(確か弥次喜多道中膝栗毛と記憶してる)
 ページをめくって挿絵の中の一枚に釘付けになった。
 それは湯文字一枚の女が柱に括られた絵で、ほつれた鬢が妙に色っぽく幼い心に焼き付いた。
 私のSM遍歴は、この少年時代の衝撃が基点と思われる。

 その後年を経て、大学時代古本屋で手にした或る雑誌で幼少の衝撃が蘇った。
 『奇譚クラブ』との出会いである。下宿の部屋にはこの月刊誌が積まれていった。
 下宿と云いば、当時私はボート部の選手で隅田川は向島に合宿中ある芸者と懇意になり
 やがて女は通い妻の如く私の下宿に出入りし、三味線片手に居付いて仕舞った。
 無料で小唄・端唄のお師匠さんを置いた様で、南こうせつの『神田川』そのものの生活でした。
 ある夜セックスの最中突然女が『縛って頂戴!』と懇願した。
 以前水揚げされた旦那に仕込まれ、縄なしでは感じないマゾ女になってたのだ。
 端唄ばかりでなくSMプレイまでも教え込まれた爛れた学生生活でした。
 貧乏学生と芸者の別れは卒業間近かにやって来ました。故郷に帰らねばならぬと理由付け
 叶わぬ愛を終わらせました。今でも可哀相な事をしたと罪悪感が残ってます。
 この年になっても忘れられず、偶には女房のM子に日本髪を結わせる阿呆な男です。

M子のこと
 
M子とは職場結婚です。彼女はチャーに犯されるまで男を知らない処女でした。
 当時チャーは百貨店に勤務し、社内報の編集・社員教育・組合対策等労務管理の仕事を
 してました。
 妊娠を知り、慌てて彼女の実家へ結婚の承諾を得るに伺ったが見事に断られました。
 実家は藩政時代ある藩の上級士族の家系で『商家に娘はやれぬ!』と一喝。
 デパート勤務とは申せ、今どき商家へ嫁にはとは時代遅れ。私もカッとなりましたが孕ました強みで
 略奪同様に強引に結婚しました。
 脱サラしてサパークラブを始めた時も、『無理やり娘を奪って飲み屋の女将にするとは!』とひと悶着
 ありました。
 そんなM子をマゾ女に変え、見知らぬ男の慰みものにし、淫らな姿態を世間に曝してるとは・・・
 親が知ったら如何なる事やら。
 現在は平凡な専業主婦に戻ってますが、仕込まれたM性・身に付いた露出癖は抑えられず
 HPでの露出三昧です。

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in Hawaii
c'est la vie

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