5.触手責め 口と膣から催淫体液を大量注入されて (前編)
 キミコはテニスウェア姿のまま、ある部屋に放り込まれた。そこは部屋というよりは生き物の体内のようで、入口以外の全ての壁面がブヨブヨした赤黒い「肉壁」で覆われていた。

「いや! 気持ち悪い! ここから出してぇ!」

 異様な湿気、生臭さ…不快感と恐怖に、キミコは泣きながら入口のドアを叩いた。しかし鍵の掛けられたドアはびくともせず、次の瞬間、彼女に背後から襲い掛かるものがあった。

「ああ、何これ!? いやぁぁ!」

 肉の壁のいたる所が盛り上がり、そこから触手状のものが伸びて、彼女の手足を絡めとり、緊縛するように自由を奪ってしまったのだ。ヌメヌメした感触と締め付けてくる苦しさに、キミコは息を詰めて嗚咽した。

 触手はまるでそれぞれが意志をもった生物のように、彼女を絡めとったまま空中に持ち上げた。白いテニスウェアはいたる所で引き裂かれ、下に着けた黒のスポーツブラとブルマーが露出している。

「いや!・・・!・・・うぐ! うぐぐぅ〜!」

 触手の1本がその丸い先端を彼女の唇に押し付けてきた。キミコは必死に口を閉じようとしたが、ねじ込まれてくる触手の力は強く、すぐにこじ開けられて喉まで潜り込んできた。吐き気と窒息に気が遠くなり、何度も意識を失いかけた。

 さらにもう1本の触手が彼女のブルマーの上から股間のワレメに侵入してきた。それはまるで男のペニスのように、布ごと強引に彼女のヴァギナを犯し始めた。

 いくら悲鳴を上げても、もう声にならない。朦朧とする意識の中で、膣と口の中を蠢く触手の動きに、彼女は徐々に「快感」を感じ始めていた。

『うそ! こんな気持ち悪いのに犯されて…どうして私、感じちゃってるのよぉ!?』

 それは数日に及ぶ電マ調教の「成果」でもあったが、彼女は触手と同じくらい、そんな自分の体に恐怖を感じていた。


(つづく)